「再生」は有名企業だけが、金融機関やファンドなどの傘下でやるもので、自分の会社とは無関係だとおもってらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
事業再生の本質は、「生かす価値のある事業をリスタートさせる」ことにあります。そして、お客様や取引先、従業員に多大な迷惑をかけつつも、全体の出血を最小限に留め、「事業を続ける道を探る」ための新たな合意への交渉です。
もちろん金融機関にリスケ(取引条件の変更)や債権放棄を求めるような事業再生が発生しないほうが良いことは、いうまでもありません。
望んでそうなったのではなく、さまざまな要因で、その時を迎えたとき、自暴自棄にならずに、冷静に「再生」の道を検討できることが、経営者にとっての一つの責任であると考えます。
この判断は、少しでも早い決断と実行が重要になります。
事業を人間に例えるならば、瀕死に陥った企業が、精密検査の上現状を客観的に把握し、危機的状況に陥った原因を突き止めて認識し治療方針を決定し、外科的な大手術の末病巣を取り除き、厳しいリハビリに耐え意思と計画をもって改善し、本来の事業収益を上げるまでに復活する。ということです。
一連の治療には、検査技師や検査機器、外科手術のチーム、入院中の看護、リハビリ施設、理化学療法士、もちろん家族の協力など、大勢のチームが一丸となり、本人の「病気を治す」という強い意思とともに病魔と闘います。事業再生も同じく、多くのすぐれた専門家が必要です。
完全に業績が落ち切ってしまってからの事業再生は大変しんどい仕事です。また、日々の問題が一気に山積みされてしまうために目の前の対応に追われ、オーナー経営者様の気力・体力が日々弱まることになりかねません。
しかし、どの段階で、対策を講じるかによって取り組むべき内容は変わりますし、早期であればあるほど、さまざまな選択肢があるといえます。もうどうしようもならないと一人であきらめる前に、
われわれと共に将来の可能性を探りませんか。
また、弊事務所では積極的に
金融円滑化法終了に伴う事業再生支援をお請けしています。
弊事務所の対応
弊事務所では、大きく分けると3段階で改善策を検討します。
短期的には、眼の前で流れ続けている出血を止めるための外科手術=財務リストラ手術を行います。ここでは、不要な資産の売却や、支払条件の変更などを短期間に実施することになります。
中期的には、継続的に正常な利益率を確保するための体質改善を行います。不必要な経費は削減効率するとともに、会社の利益の源泉を見つめなおし、利益率の改善をはかる、資金回転をあげる等の策を検討します。
長期的には、企業が再度成長路線に入っていくための戦略の構築、ビジネスモデルの見直しなどの中期計画の作成・実行を行います。
なお、業務の流れは以下の通りです。
- 面談、見積書提出
- 契約
- 状況調査、デューデリジェンス
- 再生計画作成
- 再生計画の実行
- 再生計画のフォローアップ
報酬例
(短期サポートの場合) 500,000円
(中長期サポートの場合)900,000円〜
※サポート期間や会社の状況に応じて料金が変わります。
御見積りは無料ですので、お気軽に
お問い合わせください。